うまれてはじめての海外旅行・思い出メモ<そのよん>ホーエンツォレルン城
※2019年初夏の話です。
これの続きです。
写真はスマホ写真とカメラ写真が混在です。
疲れからかしっかり寝られて、朝6時に起床。時差ってなんだっけ?状態です。時差ボケは東に向かうときに起きるから帰ってきてからが大変なんだよ、と聞いていたんだけど、なるほどなー。
今日の目的地は写真で一目惚れしたホーエンツォレルン城。日帰り旅です。
海外ではじめての電車
身支度を整えて、7時に出発。とりあえずホテルから徒歩5分のU Bahnの駅へ。
えっ、あ、改札がない!
まずそこにびっくり。へえ〜!え、どうやって乗るん……?さっそくGoogleの出番。頼るのがはやい。フンフン。ほーん、DBのアプリでもいいのか。
でもせっかくだし、券売機できっぷを買ってみよう。
おっしゃれ〜!(なんでもおしゃれに見える病)
なんとかかんとか表示を解読してきっぷを購入。きっぷは車内の打刻機で打刻します。
U bahnは日本のように電車の到着時間が決まっていなくて、電光掲示板には「あと○分でくるよ」っていう表示がされていました。個人的にはとってもわかりやすくてよかったです。
わ〜!外国だ〜!なんか飛行機雲多い〜!ドアは自分でボタンを押して開けるやつですね。こわい。(普段勝手に開く方の電車しかないエリアに住んでる)
30分くらいでシュトゥットガルト中央駅に到着。
早めについたので、駅の売店でジュースと朝ごはん代わりのプレッツェルを買いました。おいしい。けどでかい。
ホームの売店が充実しててすごい楽しかったです!目移りする〜!目移りしすぎてホームの写真撮るの忘れた〜……。
事前情報で「電車は時間通りに来ない」「いきなりホームが変わることがある」というのをネットで見ていたのでソワソワしながら待ちました。結局特にトラブルなく、オンタイムで出発。おもしろかったのが、自転車マークがあったところです。自転車文化なんだなあ。
ホーエンツォレルン城の最寄り駅はヘッヒンゲンです。行きは特急のIREで一本、1時間ちょっと。窓の外を眺めていたらあっという間につきました。
ホーエンツォレルン城へ
ヘッヒンゲン駅からはバスが出ているということだけど……。駅前をうろうろしてそれっぽいバスを発見。前の人がたまたまバスの運転手さんに「コレお城行く?」と聞いていたので、確信持てました。これだ!
あとから来たアジア仲間っぽい3人組の若人に「このバスお城行きます?」と聞かれたので、「Yes」とお返事しました。(Yesしか言えない)台湾の人たちだったようです。お友達と仲良し旅行いいな〜!
※ちなみにヘッヒンゲン駅からのバスは本数がだいぶ少ないようなので、バスで行かれる場合は事前確認したほうがよいとおもいます。
バスに揺られていると山頂にお城が見えてきました。ヒュ〜!バスの中が湧きます。
バスはお城の駐車場に到着。売店があったので、そこでガイドブックと入場券を購入。ガイドブックは日本語版もありました。わたし間違って英語版買っちゃったけど……。買ったあとに日本語版の存在に気づいてしまった。いいんだ、英語、勉強すっから……。
※ちなみに入場券はお城のエントランスでも買えます。
駐車場からお城まではけっこうな坂道……というか山道……?を登ります。みんなさくさく登ってく。ご老人もさくさく登ってく。うそでしょ!?運動不足の中年、ヒイフウいいながら休み休み登りました。6月の晴天、緑が映えて気持ちいいけど暑くて体力奪われる……!(この日の気温は25度)(日差しが強くてまじで暑い)
と、右手に何か……。
お城だ!!!
テンション爆上がり。
ここで小学生くらいの少年が日本語で「ねえママー、帰ったらマイクラやっていい?」と言いながらわたしを追い抜いていきました。来たばっかりなのにもう帰ってからのゲームの話を……。ていうかうちの甥っ子もこの頃マイクラはまってたな……。(現地駐在のご家族ぽかったです)
エントランス。駐車場の売店で入場券買っといたのでさくっと入ります。
ヒャー!涼しい!石造りって!涼しい!っていうかかっこいい!
景色も美しくてもう……語彙力がない……。
すてきなおしり。
中庭にはビアガーデン的なスペースがあり、みんなちょーーー長いグラス……?なんか長靴くらいありそうなグラス……で、ビール飲んでました。さすがドイツ。暑いから美味しいんだろうなあ。わたしはアルコール激弱なので飲めないけど……。
お城の中は撮影NGの場所が多かったのですが、すごく素敵でした。生活の跡もあって、人が生きて暮らした場所なんだなあとおもったりなど。地下もあって、どきどきしました。ヒャー。
そしてわたしはこのお城に関して、中を見るだけでなくて、もうひとつ目的がありました。
お向かいの山から遠景で……!見たい……!
お向かいの山への旅
旅ってほどでもないけど。駐車場に戻って、売店のおねーさんに相談です。歩いていけるって情報見かけたんだけど行けますかね?と。答えは「絶対やめたほうがいい」でした。ですよね。お城までの坂道でヒイフウ言ってるくらいだもん、道があってもわたしには無理だわ。というわけでタクシーを呼んでもらいました。
10分くらい待つとタクシー到着。運転手さんは坊主あたまのいかついおじさんです。こわい……!
運転手さん、英語できなかった。わたしはドイツ語ができない。なので、Google翻訳でやりとりします。向かいのお山のお城が見えるビューポイント行きたんですけど。
「けっこうかかるよ。あと、ビューポイントまで車入れないから、途中から15分くらい歩かないといけない。待っててもいいけど、待機料がかかっちゃうよ」
地図だと直線距離ですぐだけど、車だと道路の関係で意外と遠かったというあるある……。
おっけー!お金は……大丈夫……使うために持ってきた……!というかホーエンツォレルン城見るのがこの旅で一番の目的。ここで使わんでいつ使うの。
※ちなみに都会部じゃないのでカードが使えないことを予想して現金を多めに持ってったのですが、大正解でした。
運転手のおじさんは、見かけはいかついけど、すごい優しかったです。英語ですらへろへろのわたしに合わせてゆっくりおしゃべりしてくれました。どっから来たの?日本?一人できたの?今日は暑いねえ。ほんとはこのへんはこの時期そんなに暑くないんだよ。など。ホーエンツォレルン城が見たくて来たと言ったら嬉しそうにしてたのが印象的でした。
ビューポイントには町外れにあるレストランの駐車場から歩いて行きます。
のどか。この道がすごく気持ちよくてきれいだった。サイクリングの方と何度かすれ違ったりしました。
野原の先、林道を抜けるとすこーんと視界がひらけます。
こ、これだ〜!わたしはこれが見たかったんだよ〜〜〜!!!
美っ……!!!
冬だとお城が雲海の上に浮かんでいるようになるらしいのですが、夏の青空の下のホーエンツォレルン城も美しかった!風も通って気持ちがいいし、本当にすばらしかったです。来てよかった……!!
ついてみれば、意外と観光客の方が多かったです。
山の下に見える景色もすてきでした。お散歩楽しそう。
日帰り旅の終わりに
駐車場に戻ろうとすると、運転手さんがこちらに歩いてくるのが見えました。
「暑いから具合悪くなってたりしないか心配になって><」
運転手さん〜!優しい!ありがとう!この方、本当に優しくて、帰り道もお城が見えるポイントでメーター止めて車からおり、わたしとお城のツーショット撮ってくれました。わたし自分の写真はいらんのじゃが……とおもったのだけど、いつか家族も連れてきたいなあと話したからか、「家族に写真送りなよ!」と言われてお言葉に甘えることに。駅についたらがっちり握手して、「今度ぜひまた家族と一緒に来てね!ドイツを楽しんで!」と言ってくれました。なによりも、初海外でびくびくしてた心がとってもほぐれました。
ちなみにタクシー代は100ユーロくらいでした。ぶっちゃけ初海外旅行でこのときのタクシー代が一番の贅沢でしたが、運転手さんとお話したのも、野原や林道の景色も、もちろんお城もまるっといい思い出になったのでよかったです。
ヘッヒンゲン駅から、帰りはテュービンゲンで乗り換えました。が、こちらもほぼオンタイムで帰着。
時間に余裕があったので、駅前のビックカメラみたいな大きな家電屋さんで日本から持ってくるのを忘れたiPhoneの充電ケーブルを購入。ケーブル付きモバイル充電器は持ってたのでどうにかはなってたけど念のため。
そして駅地下の売店で晩ごはんにタイ風の春雨サラダ(おいしかった)とジュースを買って、ホテルに戻りました。
この日、まったく電車のトラブルがなかったのは運がよかったんだなあと、翌日知ることになります。
<つづく>