うまれてはじめての海外旅行・思い出メモ<そのいち>

飛行機怖い、英語できない、ニンゲンこわい、お腹が弱い、日差しに弱い、足腰弱い。どうも、わたしです。


今回は、びびりで虚弱な中年女性が2019年6月にうまれてはじめての海外旅行にひとりで行った話です。需要なさそうだけど今までも需要のない話しかしてないからオールオッケー。

人生初、なにもかもが新鮮でいろいろびっくりがあったのでどうしても長くなっちゃう。何回かに分けようと思います。


海外旅行に行くことを決めるまで


まとまったおやすみをもらえることになりました。勤続●年で●日の休暇ってやつ。10日いただきました。土日あわせたら16連休できる。いやそんな……そんないらんわ……。社会に戻ってこれなくなってしまう……。

なんて言いつつ、2018年半ばくらいから予定の算段はたててました。楽しみにしすぎでは。

どうしようかな〜国内ふらふらしたりばーちゃんに会いにいったりして残った日数は積ん読積ゲー消化したり映画観まくったり美術館めぐりしたりに充てようかな。海外旅行?行かないよ〜だって友だちとお休み合わせらんないし、ひとりでいくのこわいし。近場ならともかくさあ。みたいな。

ちなみに海外に行ったことはありました。アジアに1泊2日の弾丸出張。でも出張決まってからパスポート取りに行ったし、「2時間前には空港にいないといけない」というのを出発前日の夜に知ってあわあわしたりするくらい何も知らない「レベル・赤ちゃん」だったのに、ひとりで行って来い!て背中パァンされて半べそだった記憶しかありません。あのときの心細さ、若干トラウマ。

そんなかんじで一生日本から出ないんだろうなあとぼんやり考えていました。それにびびりだし、そんなお金あったら推しに貢ぎたいとおもっていたのもあるし……などの気持ち的なハードルを乗り越えるのがめんどくさかった。稀代のめんどくさがりゆえ。

でも、まわりのひとたちの楽しそうなお話を聞いたり、すてきなお写真を見せていただいたりすると、いいなあとおもったりもするわけで。

そんなとき、アイナナの4周年ストーリーを読みました。ここで出てくるアイドリッシュセブン

遠く海外まで撮影に行くアイドルたち。飛行機がこわい環もがんばって行ってる。17歳の男子高校生がプロ意識でもって乗り越えられたというのに、いい歳したわたしがびびって無理無理言うばかりなんて、そんな情けない大人に彼らと向き合う資格があるのか?否……!

みたいなかんじでひとりで盛り上がって海外に行くことを決めました。

120%実話です。ありがとうアイドリッシュセブン。ありがとう四葉環。


行き先を決めるまで


海外に行くことを決めたまではいいけど、どこ行こう。

めんどくさいとか言いながら、興味だけはめちゃくちゃあったので、行きたいところは山のようにありました。海外旅行に対してツンデレが過ぎる。こうして改めてテキストにしてしまうとほんとにげんなりしてしまいますね、自分に。


・確定事項:ひとり

・希望:なんかヨーロッパのほうでお城見る、英語圏


ざっくりこんな感じで検討をはじめました。

ひとりなのはしかたない。しかたないっていうか、友だちと予定あわせるの大変ていうのは建前で、ぼっち行動好きだし、人生最初で最後の海外旅行になるかもしれんわけで(ほんとにそうおもってた)、どうせだったら行きたいとこで予定をぎゅうぎゅうにしたい。それならひとりのほうが楽だなっておもった次第です。

あとは、英語話せないとはいえ、いうて中学生からやってるわけで読み書きはギリギリできないこともないということで、英語圏が安心よね〜とか。

いろいろ検討して、おもった。

やっぱめんどks

いや、もうね、性根がよくない。ほんとうによくない。

というわけで、退路を断つためにとりあえずドイツ・シュトゥットガルトの往復チケットを確保しました。これであともどりはできないぞ!航空会社はカラーが可愛くて気になってたからKLMにしたった!そして乗り継ぎはアムステルダムスキポール空港。ターミナルがひとつで初心者でも乗り継ぎ難易度が低いってネットのいろんなところに書いてあったから。信じたぞ。信じたからな。

ちなみに、なんでシュトゥットガルトかというと、行ってみたいお城ツートップをまわるのによさそうだなという素人判断です。本当によかったかはいまでもわからない。いろんな人に「どこそれ?」って言われたけど、バレエ団があるところ、ということで地名に聞き馴染みがあったので、わたしのなかでは有名なところでした。そんな聞かれるとは……。

ここまででお察しいただけたかもしれませんが、ツアーではなく個人手配にしました。ツアーの見積もりしてもらったけどお値段張ったし、柔軟性がない感じだったし、希望を満たすオプショナルツアーはお高いし、知らない人と一緒とか気まずいし、ってことで。

結果、海外旅行慣れしてるひとたちからも「初めての海外旅行でひとり?しかも個人旅行?勇気あるねぇ」って言われました。

え、そうなの?なにが、どのへんが???ちょっとやめてよ……勇気とかじゃなくてわかってないだけ……びびりをこわがらせるのよくない、ほんとうに、ほんとうによくない……。

 


…………。

 


ま、チケット取っちゃってるし、どうにかなるっしょ◝(⁰▿⁰)◜


めんどくさがりの本領を発揮して考えることを放棄しました。よかった〜先にチケット取っといて。退路断つ、だいじ。

お休みは1日だけ有給くっつけて17連休だけど、後半に友だちと温泉行くことになっていたので、海外旅行の期間は10泊12日にしました。

ずっとドイツでもいいんだけど、せっかくだしもう一カ国行きたいなあとおもっていたところに先輩からのおすすめ。

ポルトガルいいよ。ごはんおいしいし、治安はいいし、ドラクエみたいなお城があってリアルRPGだよ。きっと好きだよ」

リアル……RPG……!?

見せていただいたお写真はレガレイラ宮殿。えーさいこうじゃないすか〜〜〜いきますいきますポルトガル〜〜〜

というわけで、こんなかんじになりました。

成田 - シュトゥットガルト - ドイツ観光 - リスボン - ポルトガル観光 - シュトゥットガルト - 成田

先に往復で航空券買っちゃったせいでシュトゥットガルトに戻らないといけない。そもそも行きと帰りでうまいこと違う空港にする方法を知らない。(※今は知ってます)まあいいか。このへんの反省は次回に活かそう。生きて戻れれば。びびりの覚悟はいつも悲愴。ネガティブなのかポジティブなのかはっきりしたい。自分のことなのにわからない。いくつになっても己を見失う。生涯思春期。


ていうか英語圏にしたかったんじゃなかったのか。


(つづく)